「患者さんからどれくらいの運動すればいいですか」
こんな質問を受けることがあります。
このような質問をされる方の多くは、中高年以降で目的は健康維持のため。
そのような方のための運動のヒントをいくつか書いてみようと思います。
その人に必要な運動量は年齢、性別、体力、目的などによって全然変わります。
若くて、強い身体を作りたい場合はかなりの運動量が必要となりますが
健康維持のための運動はそれほど強い運動は必要ありません。
かえって強い運動は身体を壊す原因にもなります。
健康のための運動量は「おしゃべりができる程度」です。
多少息が弾み、うっすら汗がかけるくらいが目安です。
そして決して無理をしない事。
痛みや違和感を我慢して運動を続けるとケガにつながります。
ケガをしてしまうとしばらく運動が出来なくなます。
私自身もとレーニンで怪我をしてしまい、しばらく運動できなかった経験を何度もしています。
私が患者さんにおす
すめしている運動は「早歩き」と「ラジオ体操」。
早歩きはジョギングと比べて関節への負担がすくなく安全です。
カロリー消費もジョギングに近い消費が出来ます。
ラジオ体操は無理なく全身の動的ストレッチが行えることです。
特に朝など身体がこわばっている時に行うと効率的に体をほぐすことが出来代謝も上がります。
少し体力のある方にはスクワットをおすすめしています。やり方のコツとしてはイスや便座に座ることをイメージして腰を下ろします。
腰を下ろした時、太ももが床と水平になるように腰を下ろします。
この時背中を丸めないように意識します。
膝や腰に痛みや違和感がある場合はそれ以上いないことが大切です。
回数は10~20回くらいを3セット。太ももに張り感があればOKです。
もちろん無理はいけません。
まずは週に2,3回。苦にならない程度で行ってみた下さい。
3日坊主でも大丈夫、気が向いたときにまた再開すればOK。
続けていくうちに自然と習慣化していきます。