花粉症とは
花粉症はアレルギー反応の一種で、本来なら無害な花粉などに対して免疫系が異常な反応をし、
くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を引き起こします。
花粉症に対しては、みなさんそれぞれが病院で薬を処方してもらうなど対策をされていると思います。
もちろん薬で花粉症の治療を行うことはとても大切です。
薬以外でも食事や栄養を見直すことで花粉症の症状を緩和させることも可能です。
ビタミンC
ビタミンC:花粉症になると鼻の粘膜から、ヒスタミンというアレルギー物質が放出され、花粉症の様々な症状が現れます。
ビタミンCはこのヒスタミンの分子構造を直接破壊する効果があり、これにより花粉症などアレルギー症状を軽減する作用があります。
ビタミンCを一日1000mg摂取でヒスタミン濃度が大幅に減少、2000mgでは花粉症の症状の軽減がみられたとの報告もあります。
ビタミンD
ビタミンD:以前は骨を強くするビタミンとして知られていました。最近の研究では免疫力の強化や腸の粘膜を強化してくることが分かってきています。
ビタミンDには植物性にビタミンのD2。動物性のビタミンD3があります。
より効果的なのは動物性のビタミンD3と言われています。食品としては、鮭、いくら、さんま、イワシなど魚に豊富に含まれています。
また紫外線を浴びることでビタミンDが作られるので日光浴も有効です。
「サーファーには花粉症が少ない」という言葉があります。
これは日光を浴びることでビタミンDが豊富に作られているからではないかと言われています。
冬は日差しが弱く、厚着をしているため、肌が紫外線にさらされることが少なくビタミンDの作られる量が少なく、風邪やアレルギーが起こりやすいともいわれています。
日光浴は日焼け止めを使わず、週に2日、5~30分位で十分効果が期待できます。
食事や日光浴である程度のビタミンDを得られますが、より効果的な量を摂取するにはサプリメントを利用するのがお手軽は方法です。
薬局などで手軽に安価で購入できますのでお奨めです。
摂取量の目安は一日4000IU(100㎍)。サプリメントの表示を確認してください
糖質制限
糖質制限:糖質の制限をすると花粉症の症状が和らぐ場合があります。
糖質を摂りすぎると血糖値が上がり身体は元の状態の戻そうとします。この時インスリンというホルモンが使われますが、それ以外の様々なホルモンが使われます。
その中の一つがコルチゾール。
コルチゾールは炎症を抑える作用がありますが、糖質を摂りすぎると血糖値の調整に使われてしまい、炎症を抑えることが十分にできなくなることがあります。
糖質の摂取を減らすことで、コルチゾールの無駄遣いを防ぐことが出来ます。
ビタミンについていろいろ書きましたが、一つの参考とお考え下さい。
その人の体質や服用中の薬との飲み合わせなどによっては害になる場合もあります。
持病をお持ちの方、お薬を服用されている方は医師に相談の上お試しください